• TOP
  • 学生/研修医の方へ
  • 募集にあたり

募集にあたり

糖尿病診療のエキスパートを目指す方へ

東北大学大学院医学系研究科糖尿病代謝・内分泌内科学分野では、片桐秀樹教授の指導のもと、分子生物学とゲノム科学の進歩を積極的に取り入れながら研究を進めています。研究のテーマは自律神経を介した臓器間ネットワークによるエネルギー代謝制御機構、糖代謝制御機構をはじめ、膵β細胞の再生治療の開発、動脈硬化発症の分子機構とその治療開発、多数の臨床検体を用いたゲノム解析、と多岐にわたりますので、研究テーマを選ぶのには困りません。

また臨床研究も積極的に行っています。東北大学大学院工学系研究科で開発された血管弾性超音波を用いた研究や人工膵臓を用いた研究、持続血糖モニター (continuous glucose monitoring: CGM)を用いた研究など、これまでも大学院生がこれらの研究を精力的におこなってたくさんの成果をあげてきました(研究業績へのリンク)。

さまざまな分野において当研究室は世界をリードする研究成果を出し続けています(教授挨拶へのリンク)。当研究科では毎年コンスタントに2~5名の大学院生の入局者を受け入れています。

また、東北大学病院糖尿病代謝科は宮城県全域や近県からも患者さんが集まるため、2型糖尿病に加えて、1型糖尿病、糖尿病合併妊娠、二次性糖尿病などの症例、また、インスリン自己免疫症候群やインスリン抵抗症、インスリノーマなどの稀な疾患の加療も行っています。脂質異常症など、糖尿病以外の代謝疾患の加療も行います。また、肥満外来を設置しており、当院の胃腸外科と協力して高度肥満症に対する肥満外科手術における周術期管理も行っています。

当院では1型糖尿病などに対する膵移植がすでに数例行われており、移植再建内視鏡外科と協力して周術期の管理を担っています。さらに当院は膵島移植実施施設に認定されており、すでに数例の膵島移植が施行され、今後も移植症例が増えることが予想されています。

以上のことから、当科は糖尿病診療のエキスパートを目指すための知識と経験を得るには十分な環境が整った施設です。

糖尿病の研究、臨床に興味がある先生がいらっしゃいましたら、ぜひ我々と一緒に糖尿病を学びませんか。連絡お待ちしています。

後期研修終了後、5~6年目くらいから、各人の将来の希望により、進路を考えていきます。